最近フルオーバーホールの作業が続いております。
当店では軽めのセミオーバーホールの方が多いのですが、自転車値上がりのせいか、
がっつり分解洗浄組立を行うフルオーバーホールの作業が目立っています。
セミオーバーホールとは違いパーツ自体を全て取り外し、
それぞれを分解するので、かなり細かいところまでチェックすることが可能です。
今回のご依頼はこちらのアンカー。
通勤で使っていたとのことですが、
駆動部分のメンテナンスがうまくいってなかったようで、
油と埃や砂が混ざったヘドロの塊が積りに積もってしまっています。
もう、何がなんだかわかりません。
もちろん、ギアの歯は削れに削れに葉の先がとんがっています。
チリも積もれば…とは、まさにこれの事という感じですね。
ここからは、ひたすら洗浄していきます。
ギア周りは、洗浄ではなく交換です。
クランクはチェーンリングが販売終了となっており、クランク全体を交換となりました。
他のパーツは出来るだけ分解して洗浄していきます。
STIの中には、切れてしまったシフトケーブルの破片がたくさん。。。
ラチェットが巻き込んでしまうと大変です。
ちょっと驚いたのは、
状態がひどかったFDとRDが洗浄してみると意外とキレイだったこと。
もしからした、汚れで空気と触れていなかったので、逆に保存が良かったのかも?!
もちろんフレームも磨きこんでいきます。
今回は、パーツの状態がゆえに、交換が多かったですが、
オーバーホール前に比べると、かなり快適に走れるはずです。
引き続き、ガシガシ踏んでいってください!
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